cloudpack請求代行活用ホワイトペーパー
本ホワイトペーパーは「請求代行サービス」をご利用中のお客様、またはこれから利用を検討されるお客様を対象にしています。お客様の円滑な手続きとサービスの詳細をご理解いただくことを目的に、「請求代行サービス」の仕組みと基礎情報、導入に必要な手続きと注意事項、責任共有モデル、さらに「サポート代行・支援サービス」の内容などを紹介しています。このホワイトペーパーは、パートナー企業様のレビューを受けながら、cloudpackチームによって執筆されたものです。このページおよびホワイトペーパーは定期的に更新されるため、新しいコンテンツがないか定期的にご確認ください。
1. 概要
本ホワイトペーパーは、cloudpack がご提供する『請求代行サービス』の詳細をご紹介し、お客様と cloudpack との間で、円滑な業務遂行を実現することを目的にご提供するものです。
対象読者:
- 「cloudpack 請求代行サービス」をご利用中のお客様
- 「cloudpack 請求代行サービス」の導入をご検討中の方
2. 請求・決済のお悩みを解決する「cloudpack 請求代行サービス」
2.1 「cloudpack 請求代行サービス」とは
「cloudpack 請求代行サービス」は、お客様から AWS への支払いを cloudpack が代行し、cloudpack からお客様への請求を円建ての請求書で行う cloudpack 独自のサービスです。
AWS の利用料金を請求書払いに切り換えることにより、カード決済やメールによる請求書送付などクラウドサービスの利用時に特有の調整を経理部門と行う必要がなくなります。お支払い期限が、約1ヶ月繰り延べになるため、請求管理など企業内での経理処理がしやすくなります。
さらに「cloudpack 請求代行サービス」には、お客様の AWS ご利用料金を割引きしてご請求する cloudpack 独自の付加サービスが付いており、大きなコストメリットを享受することができます。
「cloudpack 請求代行サービス」のご利用によって、AWS サービスの利用に制限が発生することはありません。AWS と直接契約した場合とほぼ変わらずに AWS のサービスをご利用いただくことができます。
cloudpack は「cloudpack 請求代行サービス」により、お客様の AWS 利用を経理面からご支援いたします。
2.2 「cloudpack 請求代行サービス」の仕組み
「cloudpack 請求代行サービス」は、お客様に cloudpack 名義の AWS アカウントをご利用いただくことで、AWS からの請求を cloudpack が建て替え払いする仕組みを実現しています。
cloudpack
お客様専用の AWS アカウントを開設し、管理者相当の権限を持つユーザーを作成し、お客様にお渡しいたします。AWS アカウントは cloudpack が厳重に管理いたします。
お客様
管理者相当の権限を持つユーザーにより、AWS のサービスをご利用いただきます。AWS アカウントの権限(以下、「AWS アカウント権限」)が必要な一部の作業を除き、AWS と直接契約した場合と変わらず AWS サービスをご利用いただけます。
AWS
お客様のサービス利用は cloudpack による利用として認識され、利用料金の請求は cloudpack に対して行われます。
図 2.1 「cloudpack 請求代行サービス」の仕組み
2.3 「cloudpack 請求代行サービス」における責任共有モデル
「cloudpack 請求代行サービス」では、「cloudpack 請求代行サービス責任共有モデル」に基づき、お客様と cloudpack で以下の通り分担いたします。
図 2.2 cloudpack 請求代行サービス 責任共有モデル
請求における分担
「cloudpack 請求代行サービス」では、お客様の AWS 利用料金について、AWS への支払いとお客様へのご請求を cloudpack が行います。
- AWS に対する料金支払い
- お客様への請求額の決定
- お客様への請求書発行
お客様には、AWS のご利用状況の適切な把握および請求期限までの料金お支払いをお願いいたします。
- お客様の AWS 利用状況の把握
- cloudpack に対する料金お支払い
なお、お客様の AWS ご利用上の管理不備による請求額の減額や払い戻しはいたしかねます。
AWS 利用における分担
「cloudpack 請求代行サービス」では、お客様ご利用の AWS アカウントを cloudpack が管理し、AWS アカウント権限の必要な作業や AWS サポートへの申請を cloudpack が行います。
- AWS アカウントの管理
- AWS アカウント権限作業の代行
- AWS に対する申請の代行
お客様は、AWS 環境を自在にご活用いただくことができますが、ご利用の AWS ユーザー(AWS Identify and Access Management(IAM))および AWS に関するセキュリティについて適切な管理をお願いいたします。
- AWS ユーザー(IAM)の管理
- AWS に関するセキュリティ管理
作業および申請の代行は「cloudpack サポート代行・支援サービス」を通じてご提供いたします。「cloudpack サポート代行・支援サービス」については、『4. サポート利用のお悩みを解決する「cloudpack サポート代行・支援サービス」』をご参照ください。
3. 「cloudpack 請求代行サービス」ご利用上の基礎知識
3.1 AWS アカウントの独立について
「cloudpack 請求代行サービス」では、お客様ご利用の AWS アカウントは、原則として cloudpack 請求代行用支払いアカウントに対して一括請求の設定を行います。これにより、お客様の AWS アカウントは、cloudpack が受けるデータ転送量などのボリューム割引の対象となります。
以下の場合は一括請求の対象とすることができないため、お客様ご利用の AWS アカウントを一括請求しないアカウント(以下「独立アカウント」)として cloudpack で管理する必要があります。
- 時間毎やサービス毎に発生している利用料金を月の途中に確認する必要がある場合
- コスト配分タグを設定する場合
- リザーブドインスタンス・Savings Plans を利用する場合
※ ご購入前に必ず営業担当までご連絡ください。
独立アカウントでは、AWS のボリューム割引の対象にはなりませんが、cloudpack 独自の「割引」は適用されます。
図 3.1 cloudpack アカウントと独立アカウント
ボリューム割引の詳細については、AWS の公式ドキュメント(http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/awsaccountbilling/latest/aboutv2/useconsolidatedbillingdiscounts.html)をご参照ください。
独立アカウントでリザーブドインスタンス・Savings Plans をご利用の場合
支払いオプションに「一部前払い」もしくは「前払いなし」を指定したリザーブドインスタンス・Savings Plans を独立アカウントでご利用の場合に、期間満了前に解約されるときは、残存期間のリザーブドインスタンス・Savings Plans 利用料金は一括払いとなります。
4. サポート利用のお悩みを解決する「cloudpack サポート代行・支援サービス」
4.1 「cloudpack サポート代行・支援サービス」の仕組み
「cloudpack サポート代行・支援サービス」は、お客様に cloudpack 名義の AWS アカウントをご利用いただくことで、cloudpack が契約している AWS エンタープライズサポートをお客様が間接的にご利用いただける仕組みを実現しています。
cloudpack
cloudpack 名義の AWS アカウントをお客様にご提供いたします。お客様の AWS 利用における一次問い合わせ窓口の役割を担います。
お客様
cloudpack 名義の AWS アカウントを管理者相当の権限を持つユーザーによりご利用いただきます。AWS のエンタープライズサポートを間接的にご利用いただけます。
AWS
お客様のサービスご利用は cloudpack による利用として認識され、お客様に対するサポートも cloudpack を介して提供されます。
図 4.1 「cloudpack サポート代行・支援サービス」の仕組み
お客様が AWS サポートを直接ご利用いただくことはできません。必ず cloudpack を通してご依頼・お問い合わせください。
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