au PAY WebサイトKDDI株式会社様のクラウドを活用した導入事例
https://aupay.wallet.auone.jp/
掲載日:2019年10月21日
QRコードでお支払いができるスマホ決済サービス「au PAY」の使い方やお得な情報を提供
KDDI株式会社様(以下、KDDI様)が提供する「au PAY」は、QRコードで支払いができるというスマートフォンを利用した決済サービスです。引き落としの設定など面倒な手間も必要なく、画面を見せるだけで支払いが完結するほか、利用手数料もかからず、au WALLET ポイントが貯まるなどの特典も多いため、着実に登録者数を増やしています。
今回、この「au PAY」の使い方やお得な情報、利用可能な店舗の検索機能などを提供するユーザ向けWebサイトにおいて、システム開発とサイトデザイン制作、さらにKDDI様が利用する管理画面の開発をアイレットが担当しました。
サイトの開設にあたっては、多くのauユーザからアクセスが集中することが予想されたため、インフラにサーバーレス・アーキテクチャを採用しました。自動でデータベースのスケールアップ・ダウンが行われる「Amazon Aurora Serverless」を使用することにより、運用コストを抑えながら、大量アクセスによる膨大なデータベース操作にも耐えることができる構成となりました。また、複雑な処理を必要とする店舗検索においても、アクセスの集中による遅延などが発生することのない、快適なユーザビリティを実現しています。
また、フルマネージドなコンテナサービスである「AWS Fargate」を使用することで、サーバーレスの恩恵を受けながらも必要な時のみサーバーが存在するかのような挙動を実現しました。これにより、外部からのデータ取得など複雑な要件にも対応することが可能となりました。この「AWS Fargate」は比較的新しいサービスですが、運用コストの削減にも寄与することなどから今後大きく普及するものとアイレットでは考えており、それを先進的に使用した形となります。
ユーザーサイトのデザイン制作においては、お客様からのコンテンツや機能のご要望をもとに、サイト設計・画面設計およびUI設計までを担当しました。モバイル経由での閲覧が多いことが想定されたため、モバイルをメインとしてデザインを制作後にPC版に落とし込みました。より親しみを感じられるようにイラストやアイコンを多数使用し、わかりやすさを重視したデザインとなっています。
管理画面(ユーザ向けサイトの設定等を操作するCMS)では、開発ライブラリである「AWS Amplify」を使用するとともに、データの取得にマネージド型サービスである「AWS AppSync」を併用しました。結果として、開発作業が極めてシンプルになり、工数を大きく削減できたのと同時に、高いメンテナンス性も実現しました。
アイレットは今後も、先進技術の追求と新機能の積極的な活用により、常にスピーディな進化が求められるお客様の厳しいビジネス環境においても、大いなる支援を実現してまいります。
全体構成図
使用しているサービス
案件名 | au PAY Webサイト |
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クライアント | KDDI株式会社様 |
AWSプロダクト |
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