導入事例
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株式会社バンダイナムコエンターテインメント様のクラウドを活用した導入事例

ゲーム関連データ分析プラットフォーム構築

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ゲーム関連データ分析プラットフォーム構築

掲載日:2020年2月26日

戦略の成否を握るゲーム関連データ分析プラットフォーム

株式会社バンダイナムコエンターテインメント様は、ネットワークコンテンツ・家庭用ゲーム・ライフエンターテインメントなどの分野において、幅広いターゲットに向け様々な商品やサービスをワールドワイドで展開しています。

その一環として同社が提供している数々のスマートフォン向けゲームからは、あらゆる種類の膨大なデータが日々出力されており、それらをいかに効率的に処理し、次の戦略にどう効果的に活かしていくかが、厳しいエンターテインメント業界で生き残っていくための最も重要な課題であると言っても過言ではありません。

今回、その課題解決の一助となるゲーム関連データ分析プラットフォームを構築するにあたり、アイレットがシステム開発・インフラ構築〜運用保守までを担当いたしました。

クラウド環境にはGoogle Cloud Platform(GCP)を採用し、データの収集・蓄積においてはGoogle が提供するデータウェアハウス「BigQuery」を活用しました。これにより、サーバーレスでスケーラビリティに優れた構成となり、ありとあらゆるデータに対応可能であるのと同時に、分析における処理スピードなどにおいて高いパフォーマンスを発揮しています。さらには、運用コストの削減も実現しました。

また、BigQueryに蓄積するまでのデータ処理・加工(ETL)には、大規模データの処理エンジン及びそのフルマネージドサービスである「Cloud Dataflow」を採用することで、サーバーレスかつスケーラブルであるというメリットを促進するだけでなく、パフォーマンスや可用性、セキュリティなどに関しても優れている構成としました。

数々のスマートフォン向けゲームの中には、内容や特性の違いによりデータベースをはじめとするシステム環境が独自のものも多いのですが、アイレットの技術力とCloud Dataflowの活用により、運用の手間をかけることなくあらゆる環境からデータを吸い上げ、統合することに成功しました。総じて、お客様はデータの運用や管理に煩わされることなく、本来の目的である分析に専念できる環境となったのです。

蓄積されたデータの分析・可視化には、あらゆるデータを簡単に探索・分析・共有できる次世代ビジネスインテリジェンス(BI)プラットフォーム「Looker」を利用しています。アイレットはその提供元であるLooker社とパートナー契約を締結しているため、開発段階から綿密なサポートが可能となり、マーケッターやゲームプロデューサー向けに非常に有用で分かりやすいデータ分析とその可視化が実現しました。また、Looker社はGoogleのクラウド部門であるGoogle Cloudにより買収されることが既に発表されているため、GCPや他のGoogleサービスとの相性も良く、今後の信頼性やメンテナンス性などを心配する必要もありません。

アイレットは今後も、経営上の意思決定や事業戦略などに関する高度なお客様のご要望にお応えするべく、今回のようなデータ分析やBIといった分野にも精力的に携わってまいります。

システム構成図

案件名 ゲーム関連データ分析プラットフォーム構築
クライアント 株式会社バンダイナムコエンターテインメント様

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