Cloud Financial Management を活用した AWS アカウントのインフラリソース最適化。全体コストを約30%削減!株式会社バンダイナムコエンターテインメント様のクラウドを活用した導入事例
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掲載日:2023年7月19日
お客様の課題
- 円安に伴う AWS 利用料の高騰に対処すべく、数百規模の AWS アカウントのインフラリソースを見直し、コストを最適化する必要があった。
対応と結果
- AWS Cloud Financial Management を活用し、AWS アカウント利用状況の調査とインフラリソース最適化に向けたレポートを作成。最適化作業を実施し、全体コストを約30%削減。
株式会社バンダイナムコエンターテインメント様(以下、バンダイナムコエンターテインメント様)は、AWS 利用料の高騰に対処すべく、インフラリソースの最適化を計画されていました。そこで、アイレットが調査、レポート作成および最適化作業を支援させていただきました。
円安の影響で AWS 利用料が高騰。インフラリソースの見直しが急務に
バンダイナムコエンターテインメント様は Bandai Namco's Purpose「Fun for All into the Future」のもと、世界中のお客様に数多くのエンターテインメントを展開しています。同社は数百規模の AWS アカウントを保有・運用していますが、2022年初頭から続く円安の影響を受けて AWS 利用料が高騰したことから、コスト最適化に向けてインフラリソースを見直すことを求めていました。
そこで、AWS が提供しているクラウド利用料最適化を進めるためのフレームワーク「AWS Cloud Financial Management(以下、CFM)」を活用し、利用料が高い AWS アカウントを中心にインフラリソースの最適化を実施。アイレットは AWS アカウントの利用状況の調査、レポートの作成、最適化作業を担当いたしました。
CFM を活用して各アカウントの利用状況と最適化アプローチをレポーティング。最適化作業を実行し、約30%のコスト削減に!
CFM は、お客様の AWS 環境とコスト構造を可視化・分析した上で、インスタンスの再選定や未使用リソースの停止、需要に応じたリソース使用量のスケジュール調整、適切なストレージの再選定といった最適化アプローチがもたらす効果・優先度を診断します。
アイレットはこの CFM のフレームワークを活用し、お客様の AWS アカウントごとに現状の利用状況を細部にわたって調査。その上で、さまざまな角度から最適化につながるアプローチを検証し、実施後に期待できる効果を算出してレポートにまとめました。
例えば、インスタンスファミリーをより最新のものに切り替えることで、パフォーマンスに大きな影響を与えることなくコストを削減したり、パフォーマンスに影響がないようインスタンスタイプを小さなものに変更することで、コストを約半分に縮小したりすることが期待できます。これ以外にも、最適化によるリスクや影響範囲も検証しながら、最も望ましいアプローチをご提案し、実際に最適化作業を進めてまいりました。
このようにインフラリソース最適化を実行したことでコスト削減を実現し、年間コストとしては約30%の削減が見込める試算となっております。
アイレットは今後も、お客様のご要望の実現に向けて、豊富な知見と高い技術力を存分に活用しながら、鋭意尽力してまいります。
案件名 | Cloud Financial Management を活用した AWS アカウントのインフラリソース最適化。全体コストを約30%削減! |
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クライアント | 株式会社バンダイナムコエンターテインメント様 |
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