ゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」のバリデータノード構築を AWS で実現!KDDI株式会社様のクラウドを活用した導入事例
掲載日:2023年12月6日
課題
- Oasys にバリデータとして参画するにあたり、バリデータノード構築を委託できるパートナーを求めていた。
対応と結果
- OS の設定からパブリッククラウドを活用したバリデータノード構築まで一気通貫でアイレットが対応。構築後のアップデート対応や24時間365日の運用保守も提供。
KDDI株式会社様(以下、KDDI 様)は2023年3月より、ゲーム特化型ブロックチェーンネットワークの Oasys にバリデータとして参画されています。参画にあたり、AWS を活用したバリデータノード構築と運用保守をアイレットが担当しました。
Oasys 参入にあたり、バリデータノード構築を対応可能なパートナー企業との共創を望む
KDDI 様は2023年3月7日、メタバースやライブ配信、ウォレットなど Web3 時代のサービスを提供する「αU(アルファユー)」を始動し、Web3 領域への本格参入を発表。その取り組みの一環として、「Blockchain for Games」をコンセプトに掲げるゲーム特化型ブロックチェーンネットワーク Oasys にバリデータとして参画することが決まりました。バリデータとは、ブロックチェーンネットワークに接続し、チェーン上の取引が正しいかどうかを検証するノードおよびその運営者のこと。Oasys のバリデータは現在までに国内外の大手企業を中心に25社以上が参画しています。
KDDI 様はバリデータ参画にあたり、パートナー企業と共創し、パブリッククラウドを活用することで短期間でのバリデータノード構築を目指していました。そこで、パブリッククラウドでのサーバー構築、運用に関する知見・ノウハウを豊富に持つアイレットにお声がけいただき、パートナー企業として本プロジェクトを支援させていただきました。
AWS でバリデータノード構築を迅速に完了!公開後のプログラムアップデートや24365運用保守も担当
バリデータノード構築はオンプレミス環境での稼働がまだ主流である中、今回は AWS 環境での稼働を目指しました。パブリックラウドを活用することで短期間での構築が可能になるだけでなく、世界中のバリデータノードと通信する上で欠かせない外部公開を容易に実現できるというメリットもあります。
構築にあたっては、ドキュメントを熟読することはもちろん、Oasys のエンジニアの方と密に連携を取りながらアーキテクチャの仕組みを深く理解した上で作業を進めました。また、セキュリティに関しては KDDI 様が定めるセキュリティ基準を前提に、秘密鍵の管理をはじめとする権限を適切に設定することでデータ漏洩や改ざんを防止しています。
当初のお客様のご要望どおり、バリデータノード構築を短期間で完了し、公開後の運用に関する Q&A 対応や定期的なプログラムアップデートなどもアイレットが担当しております。なお、cloudpack の運用保守サービスにもお申し込みいただき、24時間365日の運用保守を提供しております。
今後もアイレットはブロックチェーンをはじめとする Web3 領域において、これまで培ってきた技術やノウハウと、新しい知識を掛け合わせながら、お客様のビジネス成長を支援してまいります。
システム構成図
使用プロダクト
・Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)
・AWS Systems Manager Session Manager
・Validator Node(geth)
・Varifier(oasvlfy)
案件名 | ゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」のバリデータノード構築を AWS で実現! |
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クライアント | KDDI株式会社様 |
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