導入事例
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北米向け IoT 家電アプリを異なる技術基盤でリビルド。拡張性と保守性を両立するフロントエンド開発で、多機種展開の基盤を構築シャープ株式会社様のクラウドを活用した導入事例

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北米向け IoT 家電アプリを異なる技術基盤でリビルド。拡張性と保守性を両立するフロントエンド開発で、多機種展開の基盤を構築

掲載日:2026年7月29日

属性

お客様の課題

  • 家電アプリ間で技術基盤が異なり、機能追加や他家電への展開に時間とコストがかかっていた。
  • 北米市場での家電製品(高速オーブン)展開に加え、将来的な多機種・多機能化に対応できるプラットフォームが必要だった。
  • 技術基盤の移行にあたり、既存ロジックの再定義が必要だった。
  • 北米市場特有の要件変化に寄り添いながら、スピード感を持って対応できる開発体制が求められていた。

対応と結果

  • 技術基盤を統一し、親アプリ内でシームレスに連動する構成を実現した。
  • コンポーネントの共通化により、引き出し型電子レンジ(Microwave Drawer)への多機種展開をスムーズに実現した。
  • 高速オーブン実機を用いた通信検証とマルチデバイスの表示検証により、安定した操作体験を実現した。
  • アジャイル開発の手法を取り入れ、要件の変化に柔軟に対応できる開発体制を構築した。

シャープ株式会社様は、北米市場向け IoT キッチン家電と連携する統合管理アプリ「SHARP HOME」において、技術基盤の統一と将来の多機種展開を見据えたアプリ刷新に取り組まれています。KDDIアイレットは、新技術基盤へのアプリの移行再構築と、拡張性の高いフロントエンドの開発を支援いたしました。

IoT 対応キッチン家電のアプリ刷新。親アプリとのプラットフォーム統一と将来拡張を見据えた技術基盤の再構築に着手

シャープ株式会社様(以下、シャープ様)は、家全体のスマート家電をまとめて管理するためのアプリ「SHARP HOME」を通じて、IoT 対応家電のスマートフォン連携を推進しています。「SHARP HOME」の中でキッチン家電に特化した部分は、北米市場向けの高速オーブンをはじめとする IoT 対応調理家電と連携し、レシピ選択による自動調理設定や遠隔操作といった機能を提供するアプリです。

新たに立ち上げる家電統合アプリ「SHARP HOME」は、北米市場で既に稼働している「Sharp Kitchen」アプリと開発基盤の分断を起こさないために、プラットフォーム全体の統一による開発効率の向上と、今後の新機種追加に柔軟に対応できるスケーラブルな設計が求められていました。また、今回のプロジェクトでは米国チーム側からの要件変更が発生しやすく、変化に対応しながら開発を進められる体制の構築も重要なテーマでした。

KDDIアイレットはこうした背景のもと、シャープ様の技術パートナーとして、「SHARP HOME」アプリ内キッチン機能の新基盤による再構築と、将来の多機種展開を見据えたフロントエンド基盤の構築を担当しました。

技術スタック刷新で開発スピードを向上。開発基盤の共通化により、新機種の追加もスムーズに実現

今回の開発では、「Sharp Kitchen」を 異なる技術基盤で再構築しました。その際に、単なる移植ではなく、「SHARP HOME」の一モジュールとして動作する設計を採用。これにより、「SHARP HOME」親アプリとシームレスに連動する内部構成を実現しています。技術基盤統一によって、Web ベースでの UI 変更や機能追加が容易になり、デプロイやモジュール更新の反映スピードが向上しました。

設計面では、将来の多機種展開を見据え、コンポーネントの共通化と拡張性を重視したディレクトリ構成・ロジック設計を導入。機種ごとに異なる複雑なメニューや調理工程を整理し、新技術基盤上で汎用ロジックとして共通化しています。

この設計の有効性は、北米向け高速オーブンに続く新機種である引き出し型電子レンジ(Microwave Drawer)への対応で実証されています。新機種ではメニュー構成やボタン配置に機種固有の差異がありましたが、共通化された設計基盤により効率的な対応が実現しています。

開発プロセスにおいては、北米市場特有の事情として米国側からの仕様変更が頻繁に発生したため、アジャイル方式でプロジェクトを推進。決められた工数の中で要件の優先順位を調整しながら柔軟に対応する体制を構築しました。

品質面では、マルチデバイス対応による表示差異の解消に注力。スマートフォンやタブレットなど多様な端末での動作確認を徹底し、機種依存の表示崩れを修正しています。また、高速オーブン実機やデバッグ用治具を用いた通信挙動の検証も実施し、遠隔操作機能の品質を担保しました。

このプロジェクトの結果、北米市場向け高速オーブン対応アプリは商用リリースに至り、実際に利用が開始されています。リリース後も、引き出し型電子レンジへの新機種対応や機能追加が継続的に進められており、プラットフォームとしての拡張が着実に進んでいます。

保守性と開発スピードの向上を目的とした開発基盤の再構築や、IoT 家電と連携するフロントエンド開発を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

案件名 北米向け IoT 家電アプリを異なる技術基盤でリビルド。拡張性と保守性を両立するフロントエンド開発で、多機種展開の基盤を構築
クライアント シャープ株式会社様

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