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アマノ株式会社様「業務用自動清掃ロボット」の IoT 管理システムにおける AWS 環境構築・開発アマノ株式会社様のクラウドを活用した導入事例

https://www.amano.co.jp/

アマノ株式会社様「業務用自動清掃ロボット」の IoT 管理システムにおける AWS 環境構築・開発

掲載日:2021年10月21日

「業務用自動清掃ロボット」の IoT 管理システムにおけるAWS 環境構築・開発

アマノ株式会社様(以下、アマノ様)は、「人と時間」「人と環境」の分野で新しい価値を創造し、安心・快適で健全な社会の実現に貢献することを経営理念に、各業界の最大手メーカーとして、日本だけでなく世界にも製品・サービスを提供する企業です。タイムカード、駐車場システムや業務用ロボット掃除機など、身の回りから、工場や公共施設等で活躍する製品まで、幅広く事業展開されています。

この度アマノ様では、駅やビルなどの公共機関で稼働する「業務用自動清掃ロボット」を開発されました。アイレットは、本製品を AWS 上で管理するシステムの構築・開発を担当させていただきました。

本システムは、デバイスの管理にAWS IoT を利用し、自動清掃はもちろん、ロボットからのデータ収集、さらにはロボットへの指示出しや遠隔操作といったコントロールも可能としています。ロボットと通信するAPI 部分は、AWS Lambda を利用したサーバーレス構成としました。また、API のフロントには Amazon API Gateway、Amazon Cognito を利用することで、セキュリティ基準に準拠する高い堅牢性を担保しました。VPC NAT Gateway 経由でロボット側への疎通制限への対応も可能としています。

APIログ等のログデータに関しては、Amazon CloudWatch に流し、Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)へアーカイブする構成としました。抽出されたデータは分析して活用するため、柔軟性の高い Amazon Aurora によるAmazon RDS Proxy を採用しスケーラビリティを向上させた上で、リレーショナルデータベースでの開発に対応できる形としました。

拡張機能におけるメッセージ配信・応答機能については、Amazon SNS(Amazon Simple Notification Service)を経由し、ロボット側が HTTP エンドポイントをサブスクライブできる前提でのメッセージ配信・受信管理を実現しました。応答機能においては、ロボット側からの応答用にシステム側もエンドポイントを用意することで、状態通知やチャット機能など汎用的な活用を可能としました。以降の運用フェーズにおいては、AWS アーキテクチャを変更し MQTT(Message Queueing Telemetry Transport)を利用することで、高頻度の通信にも対応可能としています。

IoTを活用した先進的な「自動清掃ロボット管理システム」の開発という今回のプロジェクトでは、技術面だけでなくユーザー視点など様々な観点からアマノ様に寄り添い、一体となって進行させていただきました。約2年の歳月を重ね、レスポンスや機能要望などを詳細に渡って議論させていただき、本システムのインフラ構築からシステム開発・画面の提供までをワンストップで実施し、成功に導くことができました。

アイレットは今後も、豊富な知見と先進的な技術力を大いに活かしながら、お客様に寄り添い一体となって、ビジネスの発展をご支援してまいります。

詳細については、ぜひこちらのインタビュー記事もご参照ください。
https://cloudpack.media/59721

システム構成図

案件名 アマノ株式会社様「業務用自動清掃ロボット」の IoT 管理システムにおける AWS 環境構築・開発
クライアント アマノ株式会社様
AWSプロダクト
  • Amazon S3Amazon S3
  • Amazon AuroraAmazon Aurora
  • AWS WAFAWS WAF
  • Amazon CognitoAmazon Cognito
  • Amazon API GatewayAmazon API Gateway
  • AWS LambdaAWS Lambda
  • Amazon SNSAmazon SNS
  • Amazon SESAmazon SES
  • Amazon CloudWatchAmazon CloudWatch
  • Amazon CloudFrontAmazon CloudFront
  • Amazon EC2Amazon EC2

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