Club J.LEAGUE株式会社Jリーグデジタル様、株式会社電通様のクラウドを活用した導入事例
掲載日:2017年11月21日
既存CRM共通基盤など複数の外部システムと連携したアプリケーション「Club J.LEAGUE」のインフラ構築
全国のサッカークラブチームの戦いに、年間延べ1,000万人を超えるファン・サポーターがスタジアムで熱狂するJリーグ。そこに加盟する各クラブを主幹する、株式会社Jリーグデジタル様では、サッカーファンのスタジアムでの観戦体験を向上させるため、スマートフォンをはじめとした『デジタル技術の活用推進』を重点戦略として掲げています。その施策として本プロジェクトでは、各クラブのオウンドメディアに分散していた情報をまとめて閲覧できるほか、お気に入り登録したクラブに関する最新情報のプッシュ配信機能や、スタジアムWi-Fiと連動したチェックイン機能、リピーターに対するロイヤリティプログラム、試合チケットの購入機能などを盛り込んだ、公式アプリケーション「Club J.LEAGUE」をマーケティングパートナーである株式会社電通と共同で開発しました。cloudpackでは、「Club J.LEAGUE」のインフラ構築および運用保守のほか、負荷テスト等における全面的なサポートを実施しています。
試合日程により日毎・時間帯毎に大きく増減するアクセスにも対応できる高い柔軟性と、導入コストの低さから、オンプレミスではなくAWS環境でインフラを構築することとなり、またJリーグ加盟各クラブに提供されているCRM共通基盤(マーケティングデータベース)との連携を前提としていたことから、これまでの複数のJリーグ様関連案件での実績からcloudpackにご指名をいただきました。
本アプリは複数の外部システムを情報元とする設計のため、既存の各インフラおよびシステムへ横断的にアクセスする必要がありました。既存のCRM基盤には複数のステークホルダーやシステムベンダーが存在し、インフラを担当するcloudpackを中心にした連携・協業が求められました。それに応じたインフラ設計と構築を実施し、アプリ開発ベンダーと密接にコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進行しました。また、セキュリティチェックや負荷テスト実施においても、既存システムでの経験を生かしながら全面的にバックアップを行ったことで、さまざまな角度からプロジェクト推進に貢献することができ、高いご評価をいただくことができました。
2017年8月に無事ローンチに至ったのち、大きなトラブルもなく安定稼働を実現しています。今後のさらなる見通しとしては、潜在的なファン層アプローチから、パートナー企業・スタジアム・スタジアム周辺地域などへの経済効果にもつなげたいと期待されています。cloudpackでは今後も、Jリーグファン・サポーターの方々のスタジアム体験の向上を目指し、幅広くサポートを行って参ります。
アプリイメージ
サーバー構成図
使用しているサービス
案件名 | Club J.LEAGUE |
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クライアント | 株式会社Jリーグデジタル、株式会社電通様 |
ミドルウェア |
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AWSプロダクト |
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