第67回NHK紅白歌合戦日本放送協会様のクラウドを活用した導入事例

掲載日：2017年3月7日

運用の効率化による安定したリアルタイム配信の提供と大幅なコスト削減を実現

2015年の第66回に引き続き、2016年12月31日に放送された第67回NHK紅白歌合戦において、cloudpackはインフラ設計・構築・運用を担当しました。

課題は「アプリへのリアルタイム配信を実現すること」「配信するシステムを安定的に運用すること」でした。また、cloudpackとしてもサービス品質を維持することは勿論、昨年よりも効率的な運用を実現するための環境構築とお客様のコスト削減をゴールに、システム構築に挑みました。

実際に行った最適化は、当日のアクセス予想に基づいたサーバー構成の検討、利用するAWSサービスの変更およびチューニング、番組開始から終了までの運用手順の改善、もしもの事態に備えた数段階の異常時対応処理の準備など、年に一度の他に例をみない規模で注目される国民的行事のため、万全の体制で望むべく、慎重に慎重を重ねた準備を行いました。

本番当日は、昨年と同様にcloudpackメンバーは渋谷のNHK放送センターとオフィスに分散して状況を見守りました。事前準備を周到に行ったことで特別な対応をすることなく、ユーザーへのリアルタイムメッセージ配信を番組開始から終了まで安定して配信させることができました。また、運用の効率化を実施しましたが、サービス品質を劣化させることなく、大幅なコスト削減を実現することができました。

サーバー構成図

使用しているサービス

案件名	第67回NHK紅白歌合戦
クライアント	日本放送協会様
ミドルウェア	nginx PHP RabbitMQ Terraform
AWSプロダクト	Amazon Elasticsearch Service AWS Lambda Amazon EC2 Amazon DynamoDB Amazon Route 53 Amazon CloudWatch Elastic Load Balancing Amazon CloudFront Amazon S3