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日本初、AWS「TSE-VPP」認定を取得ーアイレット、国家機関向け高セキュリティ基盤を提供可能に

2025年10月6日

システム・アプリケーションの開発、グラフィック・UI/UX デザイン制作からインフラの構築・運用までをワンストップで提供するアイレット株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩永充正、以下 アイレット)は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供する「AWS Trusted Secure Enclaves Vetted Partner Program(AWS TSE-VPP)」の認定を、日本の AWS パートナー企業として初めて取得したことを発表します。本認定の取得により、アイレットは、AWS プレミアティアサービスパートナーとして高水準のセキュリティ体制を有していることが国際的に証明され、高セキュリティな TSE 対応ソリューションの提供が可能となりました。また、お客様は TSE ソリューションの活用を通じて、「NIST SP800-53 Rev.5」に準拠した環境を、より容易かつ迅速に構築いただけるようになります。

※アイレット株式会社調べ(2025年10月時点)。AWS パートナー一覧を基に認定状況を調査し、日本国内における AWS TSE-VPP 認定取得は当社が初。

■AWS Trusted Secure Enclaves Vetted Partner Program(AWS TSE-VPP)について

AWS Trusted Secure Enclaves Vetted Partner Program(AWS TSE-VPP)は、国家安全保障・防衛・法執行機関のお客様が機密データ保護技術である AWS Trusted Secure Enclaves(以下、TSE)を円滑に利用できるよう、その設計・開発・実装を担う AWS パートナーと TSE 対応のソリューションの開発チームとの連携を深める「パートナー認証プログラム」です。

近年、クラウド活用の拡大と共に、クラウド基盤におけるセキュリティ要件は一層厳格化し、国家レベルでの安全保障や防衛関連業務に対応できる水準が求められています。特に米国国立標準技術研究所によるセキュリティフレームワーク「NIST SP800-53」への準拠や、国内外のコンプライアンス基準を満たすことは重要な課題となっています。

この度アイレットは「AWS TSE-VPP」の認定を取得したことで、機密情報を取り扱うお客様ならびに国家安全保障、防衛、法執行機関、連邦・州・地方自治体など、高セキュリティ環境を必要とするお客様に対して、AWS クラウドの価値を活かした TSE 対応ソリューションの提供が可能となりました。これにより、お客様はアイレットが提供する TSE ソリューションの利用を通じて、「NIST SP800-53 Rev.5」に適応した環境を容易に構築可能となります。

※AWS Trusted Secure Enclaves(TSE):詳細はこちらをご確認ください。

■アイレットの AWS における実績とセキュリティへの取り組み

アイレットは、2010年に AWS のクラウドサービス導入設計から24時間365日の運用・保守までをトータルでサポートする「cloudpack」の提供を開始しました。2013年には日本初の「APN プレミアコンサルティングパートナー(現 AWS プレミアティアサービスパートナー)」の1社として認定され、その後現在まで認定を継続しています。これまでの AWS 導入実績は2,500社以上、年間プロジェクト数は4,300以上となり、スタートアップ企業から大企業まで、規模や業種を問わず幅広いお客様に「cloudpack」が活用されています。

【2024年度の AWS パートナーアワードにおけるアイレットの受賞歴】

また、アイレットは、AWS が世界各地に設置するリージョンにて既に取得している国際的なセキュリティ認証について、その必要性を強く認識し、各種認証の要求事項への準拠、および独立した第三者認証機関による各種認証の取得に注力しています。

アイレットが取得している国際認証一覧

SOC 2 報告書 「SOC 2 Type 2」
※2025年に、Google Cloud の監視運用保守サービスにも拡大。
情報セキュリティに関する国際規格 ・「ISO/IEC 27001」(情報セキュリティマネジメントシステム)
・「ISO/IEC 27017」(クラウドサービスの情報セキュリティ管理策)
個人情報保護に関する国際規格 ・「ISO/IEC 27701」(プライバシー情報マネジメントシステム)
・「ISO/IEC 27018」(パブリッククラウドにおける個人識別情報保護)
品質マネジメントの国際規格 「ISO 9001」(品質マネジメントシステム)
クレジットカード業界におけるグローバルセキュリティ基準 PCI DSS
※Google Cloud の監視運用保守サービスにおいても、2023年に PCI DSS 認証を取得。

「cloudpack」の事業においては、セキュリティへの取り組みおよび体制やポリシーをまとめた「cloudpack セキュリティホワイトペーパー」を公開しています。各クラウドベンダーや cloudpack が提示するセキュリティにおける「責任共有モデル(Shared Responsibility Model)」の明示、セキュリティ国際基準への取り組み、cloudpack 内のコンピュータセキュリティインシデント対応チーム(CSIRT)などの社内体制の整備、業務ネットワークのセキュリティ環境の構築といった、多岐にわたる施策を俯瞰していただくことのできるドキュメントとして社外へ公開し、サービスの透明性を高める取り組みをしています。

cloudpack セキュリティホワイトペーパー:https://cloudpack.jp/whitepaper/security.html

【アイレット株式会社 会社概要】

会社名:アイレット株式会社 https://www.iret.co.jp/
設立:2003年10月
所在地:東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー7階・24階(7階受付)
代表者:代表取締役社長 岩永充正
資本金:7,000万円
主要株主:KDDI Digital Divergence Holdings株式会社
事業内容:

  • クラウドを活用したシステム、スマホアプリの開発・運用
  • UI/UX デザイン制作
  • クラウド設計・構築、運用保守からセキュリティまでサポートする自社サービス「cloudpack」の提供
  • KDDI グループと連携した DX・クラウド開発推進

【本件に関するお問い合わせ】

アイレット株式会社 事業推進本部 pr@cloudpack.jp
TEL:050-3818-1853(広報担当:羽鳥・池田)
URL:https://cloudpack.jp
問い合わせフォーム:https://cloudpack.jp/contact/form/

※ cloudpack の名称は、アイレット株式会社の登録商標です。